経理の転職は難しい?
つまづくポイントは?
成功するために何が必要?
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
結論から言うと、未経験者の転職は難しいですが、経験者の転職は簡単です。
ただし、未経験者・経験者ともに超える壁は、4つあります。
- 会計知識のレベル
- 実務経験の豊富さ
- 企業との相性
- 就活
最も重要なのは、1社落ちても諦めない就活力。
これらの壁をなんなく超えるための戦略をお伝えします。
経理転職が難しい理由
経理転職が難しい理由は、業務の専門性の高さにあります。
お金の管理と、経営の意思決定に役立つ情報提供と決算書の作成です。
普通の社員には求められない、経営に直結した業務!
日商簿記や会計士などの資格は当たり前で、持っていない人には応募すらできないレベルです。
» 簿記資格取得のメリットと効果的な学習方法
さらに、経営に関わる情報に触れるので、信頼できない人はまず採用されないでしょう。
自分の給料・貯金がいくらあるかを、人に知られるのは嫌じゃないですか?
会社も同じで、内部情報の塊である経理には信頼できない人物は採用したくないのです。
自動化やアウトソーシングの進展により、経理職の求人数自体が減少する傾向にあるのも、転職を難しくしている一因になっています。
» AI時代に求められる経理職の必要性と未来
経理業界の転職市場の特徴
企業の大きさや業界によって必要なスキルが違います。
- 中小企業:経理の全般をこなせる人
- 大企業:特定の分野に詳しい人
経理の仕事は、決算期に人が足りなくなることが多く、求人も季節によって変わります。
私の会社では、転職人材を見るときにITスキルを高く評価しているよ!
経理と一言に言っても、連結決算を行う複数人で行う大企業と1人で全て任される中小企業では、会計知識や実務経験のレベルが違います。
大企業から中小企業への転職は難しくありませんが、中小から大企業への就職は難しいです。
ただし、大企業は全員で仕事を分け合うため、中小企業のように経理全般の経験がなく、中小企業に入ってみるとかなり苦労します。。。
経理の仕事に必要なスキルと資格
経理として仕事をする上で、最低限のスキルは以下のとおりです。
- 簿記の知識
- Excelスキル
- コミュニケーション能力
経理職を目指すなら、日商簿記2級以上の資格が望ましいです。
» 簿記2級を活かせる仕事と転職市場での優位性
Excelなどの表計算ソフトは、データ分析や報告書作成を行います。
» 経理業務にExcelが選ばれる理由
コミュニケーション能力も、部署外でのコミュニケーションが必要だったり、社長や役員と話す際にも必要です。
» 経理のコミュニケーション能力向上完全ガイド
土台となるスキルが身に付いたら、さらなるキャリアアップのためにどんどん応用スキルを身につけていきましょう。
私は、複雑な会計基準の学習やITスキルを身につけたりしたよ!
経理未経験者が直面する転職の壁
経理未経験者の壁は、以下の3つ。
- 会計知識のレベルが低い
- 実務経験がない
- 就活で落ちる
企業との相性は最初は基本気にしないで、実務経験を必死に積みましょう。
未経験者が経理へ転職するには、簿記で学び、実践から学ぶことをお勧めします。
» 経理事務はやめとけと言われる理由と魅力
実践とは、家計簿をつけることです。
簡単だと思うかもしれませんが、家計簿を会社の実務レベルまでつけてください。
生活費や銀行取引はもちろんのこと、保険・投資・家や車の減価償却まで徹底的に行いましょう。
会社の経理と同じだけの管理をすると、様々な問題点に気づくだけでなく、改善しないといけません。
面接の時に具体的な家計改善エピソードがあると、家でもきっちりしているなら「会社でもしてくれるに違いない」と好印象を与えられます。
未経験者の転職市場における立ち位置
転職市場では、経験者に比べて未経験者は不利です。
経理のように専門知識や技能を必要とする分野では、実際の仕事経験がとても大切です。
私は未経験からの転職の時に経験不足を指摘されたけど、日商簿記2級を伝えることで内定もらえたよ!
転職市場で成功するには、経理以外のスキルや実務経験があることをアピールしましょう。
- 勉強が好き
- 数字を扱うのが好き
- どこでも通用「ポータブルスキル」がある
- ライティングスキル(文章力)がある
- タイピングスキルがある
- 変化を楽しめる
- ポジティブ思考で考える
- システムを扱うのが得意
- 簿記の資格を持っている
あなたにもレベルの高いスキルや経験があるはずです。
自身がこれまでに身につけたスキルや経験を洗い出し、経理職に絡めて強みをアピールすることで差別化できます。
» 経理に向いている人、向いていない人の特徴や性格
未経験者の転職が難しい原因
未経験者が転職で苦戦する最大の原因は、落ちて諦めることです。
経理職は専門性が高く、仕事の経験が大切なので、基本的に1社で合格することは難しいでしょう。
それでも諦めずに受け続ければ、未経験でも採用してくれる会社は必ずあります。
経理能力や経験がないことを卑下せず、応募先企業で生かせるスキルがあることを伝えましょう。
未経験から経理職への転職は不可能ではありません。
私も未経験からの転職で経理職の内定をもらったよ!
戦略と覚悟をもって取り組めば、成功への道を開くことができます。
未経験から経理職に転職するための戦略
未経験から経理職への転職を目指す場合、社会人経験を振り返って職務内容や実績などを整理してみましょう。
自己分析をしっかり行うことで自分を客観的に捉えることができ、長所や強みが見えてきます。
いかに自分が経理職への適性があり、経理職の重要性をわかっているかを強調し、職務経歴書などで明確に伝えましょう。
未経験だからこそ、アピールできることは全てやアピールしましょう。
さらに、転職エージェントを利用すれば、専門的なアドバイスをもらえたり、適切なキャリアプランを立てるサポートが得られます。
» 経理に強いオススメ転職エージェント
これらの戦略をうまく実行すれば、未経験から経理職への転職を成功に導くことができます。
» 30代未経験者の経理転職成功ガイド
経理経験者の転職はなぜ難しいのか?
経理経験者の転職は、未経験者に比べて圧倒的に楽です。
それでも難しいといわれる理由は、自分の知識や経験と同レベルの求人を見つけることが難しいからです。
都会であれば唸るほど求人がありますが、田舎であれば相対的に少なくなります。
経験者の転職は、
- ライバルよりも優位に立つ
- 自分に合った求人を見つける
以上2点が転職成功のカギです。
経験者が他の候補者と差別化できるポイント
経験者が転職市場で他の候補者と差別化できるのは、実務経験と専門スキルにあります。
- 効率化を図った経験談
- 経営改善提案と結果
- 特定の会計ソフトの扱いに長けている
- リーダーシップやチームマネジメントの経験
即戦力や高い役職を目指すうえで、非常に重要な資質にもなります。
業界への規制や深い理解、国際会計基準(IFRS)への適応があると、尚良し!
インボイスや定額減税などの税制変化、グローバル化が進むビジネス環境で大きな価値を持ちます。
異なる部門との連携が必須であるため、コミュニケーション能力も重要です。
» 経理のコミュニケーション能力向上完全ガイド
経験者が注意すべき転職市場のトレンド
- リモートワークやフレックスタイムの導入
- デジタルスキルの需要増
- 会計ソフトやデータ分析ツールへの精通
リモートワークやフレックスタイムにより、働き方の幅が広がり、企業は労働力をより効率的に活用できるようになっています。
いまは単純なルーティンワークよりも、高度な分析や戦略的な業務が重視されます。
クラウド会計やITトレンドを理解し、自身のスキルやキャリアプランに反映させることで、経験者はより戦略的に転職活動ができるでしょう。
自分に合った求人を見つける戦略
満足感のある転職には、戦略的なアプローチが必要です。
まずは、自分の専門性やスキルをしっかりと把握し、強みとしてアピールすること。
専門知識を深めることは、他の転職者との差別化につながります。
面接では自分自身を効果的にPRし、成果を具体的な数字で示しましょう。
» 経理で自己PRを差別化するコツと例文
転職エージェントの活用も大切です。
- 1社だけでなく3社以上の複数利用して良いとこ取りして進めるのが基本
- 合わなければいつでも退会できる
- まずは相談だけでも受けてみることがオススメ
転職エージェントを複数利用することで、
- 求人の幅が一気に広がる
- 良いとこ取りをして進めれる
- どこにでも求人を出している会社がわかる(人手不足で受かりやすいけど、離職率が高いかも)
- エージェント掲載の会社は、業績が良い&給料が高いので、良い会社を見つけられる
など多くのメリットがあり、なにより求人がたくさん見つかるのでハローワークだけで探さないで!
1社だけの転職活動は危険!3社以上は利用して!
私の先輩はそのせいでブラック企業に入社、体はボロボロ・結婚も破断寸前までいきました、、、
- ヒュープロ(経理のお宝求人が豊富)
- MS-Japan (管理部門・士業特化型No1)
- ジャスネットキャリア(経理・税理士・公認会計士特化)
1人だと焦って周りが見えなくなります。
転職エージェントは冷静にあなたに転職先の企業文化が合っているかなどの判断もしてくれます。
1人で考え込まず、人を味方につけて頑張りましょう!
転職成功のカギ:経理職の求人を上手に探す方法
経理職の求人をうまく探すには、定期的な情報収集と正しい戦略が必要です。
- 自分の経験やスキルに合わせた求人選び
- 転職市場の動向を把握
- 複数の転職エージェントを利用
転職エージェントを利用して幅広い選択肢から、自身のキャリアプランに合った求人を見つけましょう。
転職エージェントも結局は人なので、自分に合わない担当なら別のエージェントを使うなど、自分に都合よく使えばOK
信頼できる人に出会えれば、最高です!
ただし、エージェント任せでなく、自分でも勉強・相性を考えながら行動することで、経理職としての転職を成功に導きましょう。
転職市場における経理職の求人動向
経理職の転職市場は安定した需要を持ちながらも、特定のスキルや資格を有する人材が人気を集めています。
公認会計士や税理士などの資格を持つ経理人材は引き続き高い需要があります。
求人は年度末や決算期を避ける傾向にあるため、タイミングを見計らった転職活動が効果的だよ!
女性経理人材への需要も増しており、ワークライフバランスを考慮した求人が多くなっています。
経理職の求人情報は常に変動しているため、最新の市場情報に精通していることが求められます。
» 経理職の転職!市場動向と成功のステップ
転職エージェントの選び方と活用方法
経理の専門性を活かしたい場合は、経理に強い専門のエージェントから、まず探しましょう。
経理におすすめの転職エージェント3社を紹介します。
- ヒュープロ(経理のお宝求人が豊富)
- MS-Japan (管理部門・士業特化型No1)
- ジャスネットキャリア(経理・税理士・公認会計士特化)
これらのエージェントでは、転職サイトでは絶対にないような求人を見つけられます。
» 経理に強いオススメ転職エージェント5選
登録はとりあえずしてください。
しかし、面談をして合わなさそうだと思えば、また違うエージェントを使いましょう。
エージェントでは、応募書類のブラッシュアップや面接対策もしてくれます。
プロのアドバイスにより、書類選考を通過しやすくなり、面接でも良い印象を与えることができます。
非公開求人へのアクセスは、転職エージェントの最大のメリットです。
転職エージェントのリソースを積極的に活用し、紹介される求人に頼るだけでなく自ら情報を集めることが、転職成功の近道となるでしょう。
経理転職で年収を上げるためのポイント
経理の専門性を高めることで、より多くの企業からの需要を見込め、転職市場で有利に働きます。
経理に関連する以下の資格取得は有効です。
- 公認会計士
- 税理士
- ビジネス会計
転職活動では、経理の最新トレンドやシステムへの学習姿勢を見せることで、変化への柔軟性と積極性をアピールできます。
具体的な業務改善やコスト削減の成果を数値で示し、実績を強調しましょう。
希望給与があるなら転職エージェントに、交渉をしてもらいましょう!
自分の価値を提案型のアプローチで具体的に伝えて、企業メリットを明確にすることが、年収アップへのカギとなります。
» 経理で年収1000万円稼ぐ方法
年収アップにつながる転職のアプローチ
給与水準の高い業界や企業を選ぶことで、より良い報酬が期待できます。
年収の市場・業界相場を知り、給与交渉を行うことが大切です。
市場のトレンドを理解し、自分のスキルや経験が持つ価値を知ることが、交渉を有利に進めるために役立ちます。
繰り返しになりますが、自分の現在価値を知るためにも転職エージェントの支援を受けることで、適正年収+αで交渉できます。
自己投資は、経理職におけるキャリア形成において特に重要です。
» 経理で自己PRを差別化するコツと例文
さらに、最新の会計ソフトや経理業界の法規制などへの理解があれば、評価は高まります。
市場リサーチ・自己分析・最新情報の勉強が戦略になる!
交渉力を高めるために押さえておくべきポイント
交渉力を高めるには、自信をもって交渉に臨むことが重要。
自分の市場価値を正確に理解し、職種や業界の相場を把握することで、現実的よりちょっと上の金額を交渉できます。
さらに、転職理由とキャリアプランをはっきりさせていれば、雇用主に信頼感を与えることもできます。
交渉には気持ちの余裕が必要!
仕事を辞めないで受かればラッキーくらいの気持ちのほうが受かりやすい
余裕をもって明確な金額を示し、自信満々に対応することが大切です。
年収以外の要素、福利厚生やキャリア形成の機会についても交渉することが、トータルで働きがいのある職場を得られるカギとなります。
これらのポイントを押さえることで、経理転職における年収アップへと繋げることができるでしょう。
年収アップに有効な経理職以外の資格とは?
年収アップを目指す上で、資格取得は効果的です。
- FP
- 社労士
- 秘書検定
以上の資格は職場内での信頼を高め、給与交渉の際にも有利な材料となります。
資格を持っていることで能力の保証ができるので転職の幅が広がり、より良い条件の職場を選べる可能性が高まります。
» FPと簿記の違い|取得方法や難易度を解説
グローバルなキャリアを目指す場合には、TOEIC・米国公認会計士のような国際資格を取得することで、外資系企業への転職も可能になります。
» 英文経理で役立つ資格と認定試験
経理は基本的に総務の位置づけなので、総務業務もこなせる資格を持っていると、相乗効果で採用確率が上がります。
ただし、年収アップで最も重要なのは給与水準の高い業界求人を見つけることです。
優先度は、
①給与水準が高い業界を見つける
②働き方が合う会社を見つける
③+αで資格取得する
まとめ
経理未経験者と経験者の壁は、以下のように攻略します。
未経験者
会計知識のレベルが低い・実務経験がない
→家計簿をつけ、家計改善をしたプロセスを話す
就活で落ちる
→落ちるのは当たり前と考え、受け続ける
ハローワークだけでなく、エージェントやサイトも利用し、総当たりする
企業との相性
→どうしても合わない会社以外は気にせず、実務経験を積む
経験者
ライバルよりも優位に立つ(就活に落ちる)
→効率化を図った経験談・経営改善事例・マネジメント経験をアピールする
市場リサーチ・自己分析・資格取得も行う
自分に合った求人を見つける(会計知識・実務経験・企業との相性)
→非公開求人のあるエージェントで探し、なければ違うエージェントを使う
多くのエージェント・サイトを使い、求人閲覧数を増やす
経理職への転職を成功させるためには、
上記の戦略と、会社を辞めないこと、落ちても諦めない心が重要!
- 1社だけでなく3社以上の複数利用して良いとこ取りして進めるのが基本
- 合わなければいつでも退会できる
- まずは相談だけでも受けてみることがオススメ
転職エージェントを複数利用することで、
- 求人の幅が一気に広がる
- 良いとこ取りをして進めれる
- どこにでも求人を出している会社がわかる(人手不足で受かりやすいけど、離職率が高いかも)
- エージェント掲載の会社は、業績が良い&給料が高いので、良い会社を見つけられる
など多くのメリットがあります。
1社だけの転職活動は危険!必ず3社以上、利用して!
おすすめしたエージェント以外も積極的に使ってください。
正直大変ですが、それは就職が決まるまでの期間限定!
一緒に転職成功するように頑張りましょう!
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