- お金が貯まらない…
- 職場の人間関係が辛い…
- 昇進・昇給がなかなか出来ない…
この記事を読めば、そんな悩みを解決できる簿記資格のメリットがわかります。
簿記資格には、100万円以上の価値があります!
- 仕事のメリット(転職・昇進・副業・経営)
- 家庭のメリット(家計改善・資産管理・買い物)
本記事では、簿記資格取得の具体的なメリットと、具体的な活用シーン、さらには学習方法について解説します。
簿記資格は、国家資格に匹敵する民間最強の資格と呼ばれています。
簿記スキルを得ることでコスト意識を高め、仕事でも家庭でもより豊かな生活を送れるヒントをお伝えします。
簿記資格取得のメリット
簿記資格を取得することは、様々なメリットがあります。
- 会社の経営状況がわかる
- 会社の将来性がわかり、このまま勤めていて良いのかがわかる
- 昇進に役立つ
- 管理職になるには、経営状況の把握が必要
- 転職に使える
- 経理職応募には必須・数字に強い人材だとアピールできる
- キャリアアップができる
- 税理士や公認会計士が目指せる
- 副業で役立つ
- 税金計算に使える
- フリーランスになれる
- 経営に必要なコスト・会計がわかる
- 家計改善
- 家計簿管理やお金の流れがわかる
- 資産管理
- 金融商品の良い・悪いの投資判断がつくようになる
- 買い物
- 商品ごとの適正価格がわかるようになるので、コスパの良いモノの見分けがつく
メリットだらけ!!
簿記資格は、職業的なスキル向上はもちろん、個人の資産管理や将来のキャリアプランにおいても大きな助けとなります。
就職や転職におけるアドバンテージ
簿記資格があると、就職が有利になるだけではなく、会計知識があることで評価されるようになります。
給与水準が高くなる傾向にあるのも、簿記資格を持つメリットの一つです。
簿記資格があれば税理士事務所・経理に応募できます。
また、履歴書で簿記の知識を持っていることで、数字に強いアピールが可能です。
» 簿記2級を活かせる仕事|転職市場での優位性
管理職や専門職としてのキャリアアップにも役立ちます。
経理や財務に関する専門知識の習得
経理や財務に関する専門知識は、お金の流れを理解し、正確な財政状況を把握するために不可欠です。
財務状態を分析できれば、戦略が立てられる!
これにより、計画的な長期経営ができるようになります。
個人的な財務管理能力の向上
家計簿を正確につけられ、お金の流れを把握・予算計画を立てるようになります。
さらに、投資やローンに関する知識が深まるので、お金を減らさず増やすことができます。
ここで一つ、問題です。
35年ローンがある中、NISAに投資するべき?
①ローンを先に返した方が得
②NISAに投資した方が得
答えは、NISAに投資した方が得です。
住宅ローン金利は固定金利でも1%〜2%ですが、積立NISAの平均金利は3〜4%。
ローンを返済するよりも、NISAにお金をかけて増やしたほうが得をしますし、非常資金も作れます。
さらに、団体信用生命保険に入っている人の場合、万が一のことがあってもローンがなくなりますが、それまでに繰り上げ返済をした場合のお金は返ってきません。
このように支出の性質を正確に理解すれば、貯蓄や資産形成に役立ち、お金の不安を減らすことが出来ます。
事業運営や起業に対する理解度の向上
起業をした時、会計・財務で頼りになるのは自分だけしかいません。
財務諸表を読み解く能力があれば、投資判断や資金調達の目安がわかるようになります。
財務諸表が読めない経営者は、行き当たりばったりに…
経営状況を理解することで戦略的な意思決定が行えるようになるでしょう。
起業家にとって、自己資本を適切に運用し事業の損益管理を行うスキルは特に重要です。
他の専門資格取得へのステップアップ
一部試験をパスできます。
一部試験をパスできます。
簿記はキャリアアップの第一歩。
簿記資格は、専門資格取得の基礎として取得メリットが非常に多い。
FPの資格に活かせるスキルも身につくので、こういうステップもあります。
簿記資格を取得することは、知識を深め、さらに上のレベルを目指すための土台になります。
簿記の具体的な活用事例
簿記が実際にどういう場面で役に立つのかを、具体的な事例で紹介していきます。
企業での経理部門
日々の伝票作成で、簿記を使います。
経理では、
- 伝票の付け方
- 貸方、借方などの専門用語の理解
- 減価償却等の考え方
などの専門知識が必要になります。
簿記では、これらの専門知識を実践形式で身につけれるので、現場に入ってすぐに伝票作成が可能です。
簿記には貸方と借方が必ず±0になるなどの独自ルールがあるので、それらを様々な事例を通して学べるのが簿記です。
学ぶのに時間がかかるから、簿記資格必須なんだね!
簿記に対する基本理解がなければ、財務諸表を理解するのは難しいです。
起業・経営者としての意思決定
経営者に必要なのは、「財務諸表の読み解き」と「未来の戦略」です。
経営は同じことをただ続けて、資金繰りが回れば維持できる訳ではありません。
ライバル企業から新商品が出て、突然売れなくなることも…
時代が変わる中、現在・未来において世の中に価値提供し続けられる会社でいるためには、新しいことにもチャレンジしないといけません。
そんな時に財務諸表から会社の経営状況を読みチャレンジの可能性を探るのですが、未来の戦略を持たない経理担当者には、経営者が本当に欲しいデータをピンポイントに出すことができません。
最終的には経営者自身で見つけにいかなければならず、簿記の知識がなければ数値の意味が理解できず、感覚で決断することになります。
» CFOになるには?必要なスキルと仕事内容
個人の資産運用と理解の深化
投資先企業の財務状況を正しく分析するスキルは、より良い投資判断を下すうえで不可欠です。
「有名な人が勧めているから」「雑誌に書いていたから」という判断基準よりも、企業が公開している財務情報を見る方が確実です。
また、お金の流れがわかるようになれば、子どもの教育資金は学資保険より積立NISAで貯めた方が良いなどの判断もつくようになります。
学資保険してる人は本当にもったいない…
お金の勉強をしなければ、家計はいつも感覚・行き当たりばったりになるので、正しい知識を身につけることはなにより重要です。
簿記検定とは?検定の種類と特徴
簿記検定は、経理や会計の知識を公式に証明するための資格検定です。
主な簿記検定には以下の種類があります。
- 日商簿記検定(日本商工会議所):社会人向け
- 全経簿記検定(全国経理教育協会):経理専門学校生向け
- 全商簿記検定(全国商業高等学校協会):商業高校生向け
どれを受ければいいか迷うと思うので結論から言うと、日商簿記検定を受けてください。
日商簿記検定の取得は就職や転職において大きなアドバンテージとなりますので、ぜひ挑戦してください。
» 簿記の種類を徹底解説!難易度と選び方
日商簿記検定の概要
日商簿記検定は、簿記の知識と技能を証明するための資格試験です。
一般的に「簿記資格」と呼ばれるのは日商簿記のことで、社会人向けの資格です。
3級:日常取引(税理士事務所の就職が可能)
2級:複雑な取引処理(経理職の就職が可能)
1級:高度な財務諸表の作成能力(税理士・公認会計士の試験が一部パス)
日商簿記検定は2級まではほぼ毎日、1級は年に2回(6月と11月)に全国の商工会議所で同時に実施されます。
簿記2級は、経理職を目指す方にとっては特に適した資格と言えるでしょう。
» 未経験でも簿記2級で経理転職
全経簿記検定と全商簿記検定の比較
全経簿記検定と全商簿記検定は、日本で広く認知されている簿記資格ですが、それぞれに異なる特徴とメリットがあります。
どちらも学生向けなので、受験はしなくて良いよ!
全経簿記検定は、実務に即した問題が多く出題されるのが特色で、月次決算や年次決算など実践的な内容が盛り込まれています。
全商簿記検定は長い歴史と普及度により一般的な知名度が高く、初学者でも取り組みやすい構成となっています。
各レベルの簿記検定と目指すべき職種
- 日商簿記3級は、小規模企業やフリーランスが行う帳簿管理に適しています。
- 日商簿記2級は、一般企業の経理部門や中小企業の経営管理などの職種。
- 日商簿記1級は、公認会計士や税理士などの専門職の補助業務に携わることが可能です。
全経簿記検定は、商業簿記と工業簿記の知識を要する実務者向けの資格です。
全商簿記検定は初級経理職や学生におすすめの基礎資格と位置づけられています。
どのように簿記検定を学習すべきか?
日商簿記1~3級を対象にし、それぞれの勉強方法を紹介します。
- 日商簿記3・2級(無料アプリ+問題集+参考書+YouTube)
- 日商簿記1級(スクールやオンライン講座)
基本的に2級までは、隙間時間にアプリ・問題集で問題をひたすら解いて、分からない時だけ参考書を読むという方法で合格できます。
簿記は参考書を読むより、問題集をひたすら解く方が効果的です。
私はこの方法で2・3級を1発合格しました。
それでもつまづく時は、YouTubeなどで解説している動画を見て解決しましょう。
2級で多少理解できないことがあっても70点で合格だから大丈夫!
1級は、2級とはレベルが100ぐらい違うので、素直にスクール等を検討しましょう。
但し、伝票作成や財務諸表の読み方など実務で使うスキルは2級で習いますので、1級を特別取る必要がない人は無理をして取得しなくても良いでしょう。
勉強スケジュールの立て方
私の経験上、各試験合格までにかかる勉強時間をお伝えします。(1日4時間想定)
- 3級:2週間~1ヶ月
- 2級:3ヶ月
- 1級:1年以上~
2024年4月現在では、2・3級は試験が毎週のように行われているので、一度近隣の試験会場のスケジュールを確認してください。
日商簿記申込サイト(テストセンター空席照会で試験スケジュールを確認してください)
スケジュールを立てるには、勉強時間の確保が大切です。
通勤時間でもアプリで勉強するなど、工夫して勉強してください。
自学自習(独学)のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
勉強がいつでも出来る コストを抑えられる 自己管理能力が身につく | すぐサボってしまう わからない所を教えてもらえない 試験を受けるタイミングが分からない 孤独 |
デメリットも多い独学ですが、
- 何のために勉強しているのか
- いつまでに合格したいのか
を決めておくとデメリットをあまり感じずに勉強を続けられます。
簿記スクールやオンライン講座の選択基準
簿記スクールやオンライン講座選びで大切なのは、
- スクールの実績や合格率
- 受講生のレビューや評判
- 質問対応の有無やサポート体制
- スクールの雰囲気
- 1クラスの人数
- 講師の資格や指導経験
- 個別フォローアップの有無
- 通学の便利さ
- 予算内収まるか
- 自習環境の提供
- 返金保証や再受講制度
- 授業の進行速度や難易度
- 追加学習のサポート
- 就職支援やキャリアアドバイスの有無
特に重要だと思う点は赤字で紹介しています。
これらの基準を踏まえて、自分にとって最良の簿記スクールやオンライン講座を選びましょう。
効果的な学習プランの立案方法
2・3級簿記検定は短期間で合格できますので、学習プランは必要ありません。
1級は合格まで1年以上かかるので、学習プランが必要になります。
合格までの目標を短期、中期、長期に分けて明確にし、細かく設定することが大切です。
1年は長い…
また、計画的に学習時間を確保し、日常生活にルーティンとして取り入れることが大切です。
まとめ
簿記資格取得のメリットは非常に多く、就職や転職だけでなく、様々なシーンで役に立ちます。
さすが、民間最強の資格❗
簿記を学ぶことで、お金の流れや金融商品の良い悪いまで分かるようになり、さらに経営に必要な能力が備わります。
個人の資産管理にも、事業運営にも役立つ知識が5千円ほどの教科書代と3ヶ月の勉強だけで得られ、生涯利益は100万円以上出すことも可能です。
個人的には、日本一価値のある資格だと思っています。
簿記スキルは活用できない場面の方が少ないので、ぜひ勉強して取得して下さい。
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